中国でも大人気の羽生結弦さん。
20日に行われたフィギュアスケートのエキシビジョンに出場した際の演技に感動した人も多く、ツイッターでも「神がかっている」と絶賛されていました。
演技する際の曲は「春よ、来い」
この曲には羽生結弦さん自身が強い思い入れがあるようです。
どんな理由でこの曲を選んだのかをお伝えしたいと思います。
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羽生結弦が「春よ、来い」を選んだ理由は?
中国でも喝采を浴びる羽生結弦のエキシビジョン😭#エキシビジョン#羽生結弦 pic.twitter.com/dtwcu7t7yD
— ソドップモンスター (@sodoper) February 20, 2022
羽生結弦さんは、「春が、来た」を選曲した理由についてインタビューでこう答えています。
「世の中にはたくさんつらいことがある。どうしても逃げられないつらさや、何も言えないで苦しんでいる人に、春が来たらいいなと思って滑りました」
自分自身がつらかった時に救ってくれたのが「春が、来た」だったそうです。
2020年12月の全日本選手権の時に、羽生さんは強いプレッシャーや不安によってどん底まで落ち切った時期があったといいます。
コロナ禍によってコーチが不在となり、自分でトレーニングをしたり振付を考えなければいけないプレッシャーがあったり、4回転アクセルが成功するかどうかといった不安。
その時の感情をこう表現しています。
「どん底まで落ちきった。なんか、自分がやっていることがすごく無駄に思える時期があった。
一人だけ取り残されているというか、ただただ、暗闇の底に落ちていくような感覚があった」
そんなところから引き上げてくれたのが「春よ、来い」だったということです。
「一人でやるの、もう嫌だ、疲れたな、もうやめようと思ったんですけど、『春よ、来い』『ロシアより愛を込めて』っていうプログラムを両方やったとき、『ああ、やっぱりスケート好きだな』と思った」
そのうえで、「みなさんのためだけじゃなくて、自分のためにも競技を続けていいのかなっていう気持ちになった」
この言葉から1年後に羽生さんは全日本を連覇して北京五輪の代表に内定することになります。
自分がこの曲によって救われた経験があるので、ほかのつらい想いをしている人にも力になれたら、という気持ちで「春よ、来い」を選んだのですね。
羽生結弦さんの演技から、その気持ちが伝わってきます。
ツイッターにも感動の嵐
リンクにキスをした羽生結弦
素晴らしいエキシビジョン
「春よ、来い」桜の花びらが舞っているような素晴らしい演技でした。#羽生結弦 #エキシビジョン #羽生結弦エキシビジョン #北京オリンピック #フィギュアスケート pic.twitter.com/V7mUM9E8ti
— 地球の種 (@chikyuunotaneko) February 20, 2022
ツイッターの反応は
羽生結弦が「春よ、来い」を選んだ理由は?のまとめ
オリンピック最終日のフィギュアスケート・エキシビジョンで演技を見せてくれた羽生結弦さん。
選んだ曲は「春よ、来い」でしたが、この曲は「つらい人にも春が来てほしい」との願いが込められていました。
羽生結弦さんご自身も、とてもつらい時期を経験したときに救ってくれたのがこの曲だったそうです。
その願いが見ている人に伝わり、感動の嵐が巻き起こりました。
感動を与えてくれるスポーツって素晴らしいと改めて感じました。