【サッカー】ファールとは何?ファールの種類や基礎ルールを徹底解説!

【サッカー】ファールとは何?ファールの種類や基礎ルールを徹底解説!

いよいよ待ちに待った2024年パリオリンピックの開催が迫っています。その中でも注目度の高い男子サッカーのアジアカップが4月15日から開幕し、パリオリンピック出場に向けて熱い戦いが繰り広げられています。

そんなサッカー観戦において必ず知っておきたいのはサッカーにおける反則行為である「ファール」です。ハンドなどは分かりやすいですが、「何で今笛がなったの?」と細かなルールとなると分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サッカーにおけるファールについて紹介していきます。

目次

サッカー ファールのルール上の規定

サッカーのルールである「Laws of the Game」の第12条「ファウルと不正行為」において、ファールは規定されています。前提としてファールが認められるには以下のような条件が満たされる必要があります。

  • 競技者によって犯されたものであること
  • フィールド内で起きたものであること
  • ボールがインプレー中であること

当然と言えば当然ですが、ファールの対象となるのはプレーしている選手の行為、かつフィールドの中で行われた行為ということです。インプレーというのは、サッカーのフィールドの内側にボールがあり、プレーが続行している状態のことを指します。

サッカー ファールが行われた際の処置

ファールが行われた際には、そのファールの内容によって、ファールを行った選手の相手チームに「直接フリーキック」か「間接フリーキック」が与えられます。

直接フリーキックはキッカーが直接ゴールを狙うことができるフリーキックのことで、間接フリーキックは直接ゴールを決めても点にはならないフリーキックです。

なお、直接フリーキック相当のファールが自陣ペナルティーエリア内で行われた際には、相手チームにペナルティーキック(PK)が与えられますよ。

直接フリーキックとなるファール

競技者が以下の7項目のファールを相手競技者に対して不用意に、無謀に、および過剰な力で犯したと主審が判断した場合は、直接フリーキックが相手チームに与えられます。

  • チャージ(体当たり)する
  • 飛びかかる
  • 蹴る(未遂含む)
  • 押す
  • 打つ(未遂含む。頭突きも含む)
  • タックルする(未遂含む)
  • つまずかせる(未遂含む)

もちろんこれらを故意に行う場合は問答無用でファールでしょうが、やむを得ず当たってしまいこれらの行為のような形になることもあるでしょう。その場合は「不用意に」「過剰な力で」といった規定がかかってくるのでしょうね。

次の場合も直接フリーキックに!

また、以下の5項目のファールも直接フリーキックとなります。

  • ハンドの反則を行う
  • 相手競技者を押さえる
  • 身体的接触によって相手競技者を妨げる
  • チームリストに記載されている者、および審判員を噛む、ないしつばを吐く
  • ボール、相手競技者、審判員に対して物を投げる、及び持った物でボールに触れる

サッカーの中でも有名な、マラドーナの「神の手」でもお馴染みのファール「ハンド」ですが、意図的にボールに触る場合や、手や腕をプレーする中で通常とるとは認められない位置に動かしてそこで触れた場合にハンドとなります。

また、手や腕から直接相手チームのゴールに入った場合、手や腕に当たった直後に自らが得点した場合は、偶然当たったとしてもハンドになってしまいますよ。

間接フリーキックとなるファール

以下の6つの行為が認められた場合は、その行為を行った競技者の相手チームに間接フリーキックが与えられますよ。

  • 危険な方法でプレーする
  • 身体的接触を伴わずに相手競技者の進行を妨げる
  • 異議を示したり、攻撃的、侮辱的、下品な発言や行動を取る
  • ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げる、ゴールキーパーがボールを放す過程でボールを蹴る(未遂も含む)
  • 頭や胸、膝などを用いてボールがゴールキーパーにパスできるように、意図的なトリックを企てる
  • 競技者を警告する、及び退場させるためにプレーを停止することになる競技規則に規定されていない反則を行う

5つ目のルールが少し難しいですが、これは「味方からのボールをキーパーは手で触ってはいけない」というルール(バックパス・ルール)に関連したファールになります。

キーパーによるファール

間接フリーキックを相手に与えるファールの中には、キーパーが自分のペナルティエリア内で行う物もありますよ。

  • ボールを放すまでに手や腕で6秒を超えてコントロールする
  • ボールを手放した後、他の競技者がボールに触れる前に、手や腕でボールに触れる
  • ボールが味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされた時に、そのボールを手や腕で触れる
  • 味方競技者によってスローインされたボールを直接手や腕で触れる

下二つがバックパス・ルールと呼ばれるルールです。なお、ゴールキーパーがボールをプレーに戻すために明らかにボールを蹴った、蹴ろうとした場合は除かれます。

最後に

今回は人気スポーツ・サッカーのファールのルールについて紹介しました。サッカーのアジアカップやパリオリンピック観戦の際にも、ぜひファールのルールをおさらいしながら、より白熱した試合観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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