「さかなのこ」みどころと口コミを紹介!沖田修一監督の10作目

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映画「さかなのこ」がギョッとするほどの秀作だとの評判です。

さかなクンの半生を描いたストーリーを、女優ののんが演じています。

「えっ?なんで女性が?」と思いましたが、映画を見ると性別なんて関係ないと思えてくるようです。

「さかなのこ」のみどころと、見たかたの感想を紹介しますので、これから見ようかと思っているひとの参考になれば嬉しいです。

「さかなのこ」みどころと口コミを紹介!

この映画のみどころは「何かを好きで在り続けることの重要性」です。

それだけ、好きなことを継続することは難しいということにも焦点をあてています。

「さかなのこ」の原作は、さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」(講談社)。

子どものころからお魚が大好きだったさかなクンが、現在の「さかなクン」になるまでのお話です。

それを沖田修一監督が、フィクションを織り交ぜ、さかなクンの分身としてのんが演じる「ミー坊」を通して表現。

「男とか女とかはどっちでもいい」というスタンスでストーリーは続いていきますが、のんはミー坊の役にドハマりで「とにかく自分の好きなことを貫いている」キャラクターにぴったりです。

好きなことを続けていくのは案外難しく、生活のため、仕事のため、他者のためといろんな場面で決断を迫られます。

でも、自分の思いに正直で天真爛漫なミー坊。

そのまっすぐさを見ていると愛おしさを感じ、好きになっていきます。

ずっと応援してくれる母親もすごいと思います。
自分ならできるのかって考えさせられますね。

映画を見るまえは「なぜ、さかなクンを女性ののんが演じるんだろう?」と思っていましたが
見た人たちからは「性別なんて関係ないと思えてくる」という感想が出ています。

さかなクンものんさんも、もともと性別をあまり意識させないキャラクターですよね。
さかなクンを演じるのに、のんさんの起用はぴったりだったという声が多いようです。

笑いあり、涙ありで最後には明日への活力になる、そんな映画になっています。

 

沖田修一監督の10作目

沖田修一監督にとっては、長編映画は「さかなのこ」で10作目となります。

沖田監督がこれまで監督、脚本を手掛けた長編映画はこちらです。
(このほかにも、短編映画、ドラマ、MVなどがあります)

  1. このすばらしきせかい(2006年)
  2. 南極料理人(2009年)
  3. キツツキと雨(2012年)
  4. 横道世之介(2013年)
  5. 滝を見にいく(2014年)
  6. モヒカン故郷に帰る(2016年)
  7. モリのいる場所(2018年)
  8. おらおらでひとりいぐも(2020年)
  9. 子供はわかってあげない(2021年)
  10. さかなのこ(2022年)

「横道世之介」や「子供はわかってあげない」はとくにファンが多く、沖田監督の映画なら見たい!というかたも多いようです。

映画を見てきたかたのコメントもご紹介します。

観て来ました、凄く面白かった。 もう奇跡のような作品でした。
先日、WOWOWで放送していた同じ沖田修一監督の「子供はわかってあげない」を観て、こちらも凄く良い作品でした。
沖田監督の作品はまだ二本しか観てないから、他の作品を見る楽しみも出来ました。
しかし、のんちゃんは本当に唯一無二。 宝物のような人です。

 

こんな素敵な映画が観られるなんて、なんて幸せなんだろう。
さかなクンと、のんさんを結びつけてくれた、沖田監督さん、ありがとうございます。
そして、個性的で魅力的なキャストの方々も、皆さんとても素敵です。
箱ふぐさんの帽子を、こんなに自然に被って、ミー坊を演じられるのは、やっぱり、のんさん以外にいない、さかなクンの白衣を着て海に飛び込めるのも、のんさんしかいない。

見る人を幸せな気持ちにしてくれる映画なんですね!

さかなクンも「ギョギョおじさん」という、謎だけど重要人物として登場していますのでそこもご注目ください。

まとめ

沖田修一監督の映画「さかなのこ」は秀作だと評判になっています。

さかなクンの自叙伝をベースに、さかなクンの分身「ミー坊」をのんさんが演じ、自分のすきなことをとことん貫く大切さを教えてくれます。

ジェンダーレスとか意識しなくても、自然に性別なんて関係ないと思えてくる映画。

さかなクンの半生と、のんの表現力にも感動します。

監督、脚本を手掛けた沖田修一監督にとって「さかなのこ」は長編映画としては10作目となります。

これまでの映画もファンが多く、沖田監督の映画なら見たいというかたもいます。

笑えるし、泣けるし、元気ももらえる映画です。

まだご覧になってないかたは、ぜひ!

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