岩手県大槌町出身の歌手Norishigeさんが出した2枚目のアルバム「弐」が業界関係者や地元で話題になっています。
「沿岸の方言、スペイン語っぽいね」のひと言がきっかけとなり、大槌の訛りがまるで外国の言葉のように聞こえる歌ができました。
私もYouTubeで聞いたとたんに興味が沸き、ついアルバムを注文してしまいました。
今回は、気になる歌詞もちょっとだけご紹介していきます。
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ナンダ★モンセは岩手の訛りがおしゃれ!
Norishigeさんの大槌弁で構成された最初のアルバムは「ナンダ★モンセ」
今回は「ナンダ★モンセ 弐」となります。
そのほかにも「as one」「Take It Slow」というアルバムを出していていずれも名盤と言われています。
「ナンダ★モンセ 弐」は2021年11月1日にリリースされました。
このアルバム、ただ岩手の方言で歌っているだけではない、
Norishigeさんの音楽性の高さを感じさせるバラエティに富んだ曲調です。
POPSだったり、ボサノバ調だったり…。
曲の感じと訛りのなめらかさが異国を思わせる作りになっているのです。
本当にスペイン語に聞こえてくるので不思議ですが、すべて岩手県大槌町の訛りで綴られています。
あの歌も作っていた
大槌町は東日本大震災でもとくに多くの被害を被った地域です。
Norishigeさんは震災の翌日に東京からふるさとの吉里吉里へ向かいました。その時目の当たりにした光景を歌にしたのだそうです。
その歌が「歩きましょう」でした。
いろんな人が歌っているので、聞き覚えのある曲でした。
この歌もNorishigeさんが作った歌だったんですね。
多くの人がこの歌に励まされ、力をもらったことと思います。
気になる歌詞を標準語で解説
セカンドアルバム「弐」のなかの「Ame De Kita」
この歌詞がとても斬新だったのでちょっとだけご紹介します。
「あめだ」は、岩手の方言で「腐った」という意味です。
歌詞カードには、大槌の方言で書かれた歌詞のほかに標準語で書かれた歌詞も載っています。
【歌詞】
「あぁ あめったげ あめじぃゃげ 煮すめぁ あめったぁ
あんまりこっさぎすぎっつど あまして あめらがす
んだども たんまり こっせいだほうが うんまぐなる わがっちゃぁども
だぁ よげいだげ かんねばねぇ あめれば なげねばねぇ
ぬっきぐなってくっつど あめらがす」
「あぁ 腐っているよ 腐っているじゃないか 煮しめが 腐っているよ
沢山作りすぎると 余って 腐ってしまう
だけれども 沢山作ったほうが 美味しくなる わかっているけど
あぁ 多すぎる 食べなければ 腐れば 捨てなくちゃいけないよ
暖かくなってくると 腐りやすくなる」
岩手県に住んでいるとなんとなく理解できるのですが、それ以外に住んでいるかただときっと何を言ってるのかわからないのでしょうねw
しかも、煮しめが腐った様子を歌にするセンスにしびれます。
このほかにも「かだれ(おいで)」「こえ(疲れた)」などの訛りが入った歌や
岩手沿岸の見どころを紹介した歌「Pe-choro」なども「ナンダ★モンセ 弐」には収録されています。
CD購入やダウンロードはこちらからどうぞ
岩手県内だけでなく、日本中にヒットして欲しいです。
これからもNorishigeさんの活躍を応援していきたいと思いました。
ナンダ★モンセは岩手の訛りがおしゃれ!のまとめ
Norishigeさんのセカンドアルバム「ナンダ★モンセ 弐」が話題です。
岩手県大槌町の訛りで歌われているのですが、曲がボサノバ調など、まるで洋楽を聞いているかのように楽しめます。
地元だけでなく、業界でも話題を集めているという「ナンダ★モンセ 弐」
どんどん広がって、大槌町が活気づいてくれるといいなと思います。
Norishigeさんのこれからの活躍も応援していきたいです。