南部鉄器は岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器の名称です。
茶の湯の進展とともに江戸時代から盛んになり、歴代の南部藩主により加護されてきました。
いまでは海外へも輸出され、とくにフランスで人気となっています。
以前は真っ黒なイメージの南部鉄器ですが、海外で人気になったのがカラフルなものだったのでずいぶんおしゃれなイメージに変わりました。
いいものを一生大事に使うスタイルの人たちに支持されている気がします。
今回は「南部鉄器はカラフルなのがイマドキ?フランスで大人気の急須と香炉」と題して、岩手で作られている南部鉄器はカラフルなものが発売されていることや、とくにフランスで人気となっている急須やカラフルな鉄香炉もご紹介します。
[affi id=2]
南部鉄器はカラフルなのがイマドキ?フランスで大人気の急須と香炉
この投稿をInstagramで見る
南部鉄器は約400年の歴史を持つ岩手県の伝統工芸品です。
盛岡市に本社がある岩鋳(いわちゅう)が海外進出をした結果、欧米、中国、東南アジアで人気になり、逆輸入という形で日本でも人気が上昇中となっています。
いまはヨーロッパでは「イワチュー」といえば鉄器の代名詞となる程、有名になりました。
海外では価格が日本国内の2倍半ほど高くなるということで、6000円ほどの急須があちらでは15,000円ほどになるので安くはない。
それでもティーポットとして紅茶を楽しむときに人気となっているそうです。
この投稿をInstagramで見る
お茶の時間を大事にする人たちは、器にもこだわりを持つんですね。
日本人として、鉄器の良さを改めて気づかされました。岩手県民としても、嬉しい限りです。
カラフルな急須に加えて、香炉も人気があります。
器だけ見ててもいい香りがしてきそう♡
デザインかわいい♡
鉄器とは思えないポップな色合いですよね。
おいしいお茶といい香りを愉しむ生活って素敵ですね♬
そんな気持ちのゆとりを持ちたいと思います。
岩手県盛岡市にある岩鋳の本サイトはこちらです。
鉄急須と鉄瓶の違い
鉄瓶と急須の違いについて、違いがよくわからないという人が多いそうです。
私もはっきりとはわからなかったので、サイトから得た情報からご紹介します。
簡単に言うと、
〇 鉄瓶はお湯を沸かすもの
〇 急須はお茶を淹れるもの
です。
正直、急須でも鉄製なら火にかけられるのかなとも思っていましたが、直火はNGです。
鉄急須は、普通の急須に比べてとても耐久性が高く、ずっと使えます。内部はコーティングされているので洗剤を使って洗っても大丈夫。でも、直火にかけてはいけません。
鉄瓶は、お湯を沸かすものなので直火OKです。鉄瓶で沸かしたお湯は甘味があり優しくまろやかになります。それは水のミネラル分が鉄瓶の内部に付着して軟水にするからです。
さらに鉄分を摂ることができるので、白湯を飲むときに使うのに最適。
コーヒーや紅茶がおいしくなります。実際、コーヒー好きには鉄瓶ユーザーも多いのです。
洗うときに洗剤を使ってはいけません。お湯を使い終わったら錆予防のためにも乾かしておいてください。
こちらのサイトには鉄瓶のお手入れ方法が説明してあります。
おいしいお湯を作ることができる鉄瓶と、一生もののおしゃれな急須。
暮らしがちょっと素敵になりますね。
まとめ
約400年の歴史がある南部鉄器。
岩手に本社がある岩鋳が海外進出をした結果、海外で人気が上昇、日本に逆輸入する形で国内でも人気が出るようになりました。
新しいデザインはポップでカラフルな鉄器です。日本茶だけでなく紅茶やコーヒーもおいしくいただけます。
また、鉄瓶と鉄急須を使いわけることでおいしいお湯を作ることができるので、体にいいと言われている白湯を飲む習慣にも役立ちます。
お水を購入したり、鉄分をサプリで摂ったりしているお家も多いと思いますが、南部鉄器を使うことによっておいしい水と鉄分の両方を得ることができますね。
今回は「南部鉄器はカラフルなのがイマドキ?フランスで大人気の急須と香炉」と題して、岩手の南部鉄器はカラフルなものがとくにフランスで人気があることや、そのなかでも急須と香炉が人気があるのでご紹介しました。