私たちの生活に溢れている、カタカナで表す単語。小学生の国語から習い始める、生活に必要不可欠な言葉ですよね。カタカナで表す言葉は、主に外来語を表す手段としても使われます。しかし、中には英語の原型とはかけ離れてしまっている言葉も。「和製英語」と言って、日本人によって作られた、日本人にとって分かりやすい英語(のような表現)のことを言います。2018年にイギリスで発表された流行語・Word of the Yearはtoxicでした。トキシックの意味は主に「毒のある、有害な」と訳されますが、本場イギリスでは「toxic relationship(害のある関係性)」や「toxic workplace(ブラック企業)」のように、精神的な苦痛を伴う関係性を表すときに使われるんですよ。そんなふうに、日本語と英語で意味が違ってくる言葉をまとめてみましたので、ぜひ海外旅行などでも思い出してみてください!
知ってた?実は通じない「和製英語」まとめ
つい使っちゃう!?食べ物編
- フライドポテト:french fries
- ピーマン:green pepper
- シュークリーム:cream puff
- オードブル:appetizer
- バイキング:buffet
- レトルト:ready to eat
- ランチョンマット:place mat
- ホットケーキ:pancake
- パン:bread
- テイクアウト:to go
- ハンバーグ:hamburg steak
- アメリカンドッグ:corn dog
- カステラ:sponge cake
- ショートケーキstrawberry sponge cake
日本の飲食店ではメニューにも記載されているような、一見正しいと思われがちな言葉も、実は和製英語が多いんですね。「シュークリーム」や「パン」などは、英語ではないヨーロッパの言葉から来ているため、英語からかけ離れた響きになっているのだそうですよ。
旅行でも注意!日用品編
- ノートパソコン:laptop
- ホチキス:stapler
- ペットボトル:plastic bottle
- シャーペン:mechanical pencil
- ボールペン:ballpoint pen
- シール:sticker
- キーホルダー:key ring
- ビニール袋:plastic bag
- サランラップ:plastic wrap
- ハンドル:wheel
- ストーブ:heater
- セロテープ:scotch tape
- ガムテープ:packing tape
こちらも、オフィスや家で日常的に使うアイテムばかりですね。海外で仕事や生活をする機会があったとき、和製英語だと知っておかないと支障がありそうなバリエーションです。「シャーペン」はpencilなのに「ボールペン」になるとpenという表現になるのも、なかなかトリッキーですよね。
ショッピングで使うかも!洋服編
- パーカー:hoodie
- ワンピース:dress
- ノースリーブ:sleeveless
- マフラー:scarf
- チャック:zipper
洋服に関しても、和製英語がたくさん存在していましたね。ワンピースをdressと表現するのは、なんだか大げさな気もしますが、英語では上下が続いているワンピース型のスカートはすべてdressと表しています。
仕事探しも効率的に!ビジネス・職業編
- バイト・アルバイト:part-time job
- ミス:mistake
- サイン:signature
- サラリーマン:office worker
- フリーター:part-time worker
- カメラマン:photographer
海外で仕事探しをする際にも、知っておくべき和製英語があります。英語だと全く違う表現をするものがこんなにあるんですね!サラリーマンは、英語に直訳してしまうとsalary man(給料男)なので、なんだかインパクトがすごいですよね。
家探しのときにも!住宅編
- リフォーム:renovation
- コンセント:outlet
- レンジ:microwave
- パソコン:computer
- リモコン:remote
- エアコン:air conditioner
海外で家を探す際にも、こんな和製英語を使ってしまわないように気を付けましょう。どこの家にもある「コンセント」は、英語にすると「同意」という全く違う意味になってしまうんですよ。
他にもこんなに!和製英語たち
- クレーム:complain
- ドンマイ:never mind
- アイドル:japanese idol
- タレント:celebrity、comedianなど
まとめ
日常で使うカタカナ語のほとんどが和製英語なのではないかと思ってしまうほどに、海外では通じない言葉がたくさん存在していましたね。むしろ、和製英語にせずそのまま英語を輸入してもらえる方が、覚え直す手間も省けて便利な気さえします。和製英語と、本物の英語をしっかり区別して、海外旅行や滞在時に気を付けて使っていきましょう!