冬になると乾燥対策として加湿器を使うかたも多いと思います。
が、加湿器が原因の肺炎があることをご存じのかたはどれくらいいるでしょうか。
吉本のお笑いコンビメッセンジャーのメッセンジャーあいはらさんは、2月25日にオンラインで「自分に合った健康法」という講演会を行いました。
そのなかで、 昨年5月に「間質性肺炎」を理由に入院し、一時はICUに入って“重篤”な状況になったことについて話しました。が、じつは正式な診断名は「加湿器肺炎」だったそうなのです。
加湿器が原因で肺炎になるというのはどういうことなのでしょうか?
今回は「メッセンジャーあいはらが発症「加湿器肺炎」とは?一生治らない⁉」と題して、吉本のお笑い芸人メッセンジャーあいはらさんが発症した加湿器肺炎とはどのようなものなのか。また、一生治らないと話していることについてもお伝えします。
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メッセンジャーあいはらが発症「加湿器肺炎」とは?
呼吸器内科の病院での加湿器肺炎の説明は以下のようになっています。
〇加湿器肺炎とは
加湿器肺炎とは加湿器の中に発育したカビ(真菌)を吸い込むことで起こります。吸い込んだカビ自体は非常に病原性が弱く肺に直接炎症を起こすことはありません。しかし吸い込んだカビに対して肺や気管支がアレルギー反応を起こすことが加湿器肺炎の原因です。専門的には過敏性肺臓炎というアレルギー性肺炎の一種になります。アレルギーによる肺炎であるため通常の肺炎の治療薬である抗菌薬(抗生物質)は効果がありません。
〇加湿器肺炎の症状とは
発熱、咳、息苦しさなど通常の肺炎と同じような症状となります。重症の場合には呼吸状態が悪化し入院が必要になるケースもあります。
引用:上遠野内科医院 https://katono-clinic.jp
メッセンジャーあいはらさんの場合は、蒸気式の加湿器から気化式に変えて2か月後から微熱が出始めたとか。
家で症状が現れて仕事場では治まることが続いていたそうです。
しかし、入院直前のレントゲン検査では肺が真っ白だったとか。
ICUに入り、気づいたのは4日後!酸素濃度は87と危険な状態に陥りました。
その間、奥さんには「親戚がいたら集まってください」と伝えたほど。危なかったんですね。
最初は「間質性肺炎」との診断でしたが、担当医は「加湿器肺炎」の専門家でした。自宅の加湿器を見せたところ「加湿器肺炎」の診断が確定したということです。
加湿器のなかにはそんな危険が菌が繁殖してしまうものなんですね。
密室のなかで菌やカビを吸い込んでると思うと怖いです。定期的な掃除を欠かさないようにしたいですね。
専用の洗剤もあります。
タイプ別の加湿器のお手入れ方法はこちらが参考になります。
一生治らない⁉
病院のサイトの説明によると、軽症であれば加湿器をやめれば肺炎は自然と治ります。
重症の場合はステロイドを使ってアレルギー反応を抑える場合もあるということでした。
ですが、メッセンジャーあいはらさんは体質が変わってしまいアレルギー体質になってしまったせいか「一生、治らない」と話しています。
加湿器のあるところに15分程度いると症状が出るようになったということです。
飲食店やテレビ局のスタジオなど普段の生活でかなり気を付けないといけなくなったということです。
「加湿器が何十台とある電気製品の店で、気づいて逃げることがある」と語っています。
新型コロナにかかると重症化してしまうリスクも高いということで、普段の生活でもかなり対策をとっているようです。
ゆっくりでも治るといいですねー。
まとめ
乾燥対策として冬は加湿器をよく使いますが、加湿器の手入れを怠っていると肺炎になるリスクが高くなることがわかりました。
加湿器肺炎は重篤になる場合もあり、お笑い芸人のメッセンジャーあいはらさんは一時期命も危ぶまれたほどだったようです。
また退院後も、アレルギー体質が残ったままで加湿器のあるところにいられなくなったということですから加湿器の手入れはこまめにしないといけないという教訓になりますね。
雑菌が繁殖しないようにと薬剤などを入れることも肺によくないようですので、加湿器の説明書に従って毎日清潔にしておくことをお勧めします。
今回は「メッセンジャーあいはらが発症「加湿器肺炎」とは?一生治らない⁉」と題して、吉本のお笑い芸人メッセンジャーあいはらさんが発症した「加湿器肺炎」についてお伝えしました。
皆様もお気をつけくださいね。